宮城県感染症発生動向調査情報(第 46 週)

宮城県【 平成13 年 11 月 22 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.11.12 〜 11.18 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

3

 

 

 

 

2

1

6

 

−全数報告疾病−
 1類、2類及び4類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症(O26)が栗原管内で1件報告されている。
-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
 栗原管内の定点当たり報告数11.67を筆頭に、県内全体で増加中。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 栗原及び塩釜管内でやや多発。
[水痘]
 塩釜(岩沼支所)管内で定点当たり報告数4.66、登米管内4.00とやや多発。県内全体でも増加中。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内で定点当たり報告数8.0と多発。
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内の基幹病院定点の患者10名をはじめ、登米、石巻及び仙台市内の小児科定点でもやや多発。
【 病 原 体 情 報 】
 栗原管内の散発事例の腸管出血性大腸菌感染症の患者(2才、男児)からベロ毒素VT1及びVT2保有O26が検出された。VT1とVT2保有のO26の検出は本県でははじめてである。
≪国立感染症研究所ホームページ要約 第44週報≫
○流行性耳下腺炎
 第19週よりここ10年で最大の定点当たり報告数を持続している。
○感染性胃腸炎
 第39週より患者報告が徐々に増加し始め、第44週の全国定点からの報告総数は9,292名、平均の定点当たり報告数は3.08となっている。例年10月頃から報告が増加し始め12月頃に一度ピークを形成し、その後春にもう一つなだらかな山ができ、夏季に向かって減少する。一般的には、SRSVによる流行が12月のピークを形成し、春のピークはロタウイルスによって形成される。今後、年末のピークに向け患者報告数の増加が予想される。

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

3

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

23

1

11

1

9

3

52

104

感染性胃腸炎

17

69

3

35

25

24

19

221

413

水痘

5

17

11

 

12

15

 

47

107

手足口病

1

8

5

 

 

6

3

28

51

伝染性紅斑

4

2

1

 

4

2

 

11

24

突発性発疹

2

6

1

2

4

8

 

24

47

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

6

1

 

 

 

1

 

8

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

13

15

2

6

48

1

8

93

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

10

4

 

 

7

6

3

15

45

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

[ウイルス分離状況] 11.12 〜 11.16 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

1

6

 

 

2