宮城県感染症発生動向調査情報(第 1 週)

宮城県【 平成13 年 1 月 15 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.1.1 〜 1.7 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

3

 

 

1

 

 

4

8

 

−全数報告疾病−
1類、2類、3類及び4類感染症の報告はない。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[水痘]
先週に引き続き県内全域で多発。新学期が始まったので注意が必要。また、成人への感染にも注意。
[麻疹]
石巻管内では第46週から依然として流行が続いている。

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −12月11日〜12月17日の第50週報−
◎ヒトの狂犬病(米国CDC/MMWRより)
 2000年の9月から11月にかけて米国のカリフォルニア、ニューヨーク、ジョージア、ミネソタ及びウイスコンシン各州及びカナダのケベック州の住人、各1名が狂犬病で死亡した。
 2000年以降米国では狂犬病患者32人が報告されているが、そのうち30人は土着の食虫コウモリ関連、あるいは海外での犬咬傷によるものであることが判明している。24人(74%)がコウモリに関連していたにもかかわらず、咬まれた事実を確認できたのは2人のみであった。他の患者の約半数がコウモリに接触歴があり、内容はコウモリに咬まれる可能性のある直接接触、または直接接触が推測される状況、などである。犬の狂犬病はアフリカ、アジア、ラテンアメリカで流行している。世界での狂犬病による死亡者は毎年50,000人を超えており、95%以上は犬の狂犬病の流行地で発生している。
 ヒトが動物に咬まれたりひっかかれたら傷を徹底的に洗い、早急にワクチン等の暴露後接種(PEP)を検討すべきである。なお、コウモリが部屋に入り込んでいても、咬まれたり、コウモリへの接触に気が付かなかった場合でもPEPの接種を検討すべきである。

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

5

 

3

7

7

1

14

37

感染性胃腸炎

38

79

17

66

48

77

76

145

546

水痘

9

31

56

26

23

42

29

76

292

手足口病

2

 

 

2

4

2

3

9

22

伝染性紅斑

1

8

 

1

 

4

 

12

26

 

突発性発疹

4

1

3

1

2

5

8

8

32

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

1

 

 

 

1

 

 

2

 

麻疹

 

 

2

 

 

15

 

 

17

 

流行性耳下腺炎

2

3

4

1

 

 

2

7

19

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

7

9

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

 

 

 

 

 

 

2

8

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 1.9 〜 1.12 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

1

 

 

13

1

 

1

1