宮城県感染症発生動向調査情報(第 31 週)

宮城県【 平成12 年 8 月 10 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.7.31 〜 8.6 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

−全数報告疾病−
1類の報告はない。2類感染症のコレラが気仙沼管内で1件、3類感染症の腸管出血性大腸菌が登米管内で5件、塩釜管内で1件報告されている。4類感染症のアメーバ赤痢1件、急性ウイルス性肝炎(B型)2件、クロイツフェルト・ヤコブ病1件及び梅毒1件が仙台市で報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
県内全体の患者発生数は第29週をピークとして減少傾向であるが、まだ高いレベルで推移。
[麻疹]
石巻管内で患者が散発している。
[流行性角結膜炎]
若林区で定点当たり報告数3.0と散発。
[病原体情報]
気仙沼管内で発生したコレラ患者(海外渡航者:59才男性)からエルトール小川型コレラ菌を検出。登米・塩釜管内で発生した散発事例6件の腸管出血性大腸菌患者は、いずれもO26であった。

(国立感染症研究所ホームページ )
−7月17日〜7月23日の第29週報−
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は依然増加傾向にあるが、ヘルパンギーナ、流行性角結膜炎の定点当たり報告数は前週より減少した。流行性耳下腺炎は増減を繰り返しつつも全体的には穏やかに増加傾向を示している。無菌性髄膜炎は基幹定点病院からの報告疾患であり、例年夏季に報告数が増加する。今年も第19週頃より患者報告数が増加傾向にある。

咽頭結膜熱

1

2

 

 

 

 

 

4

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

9

4

2

1

3

 

13

32

感染性胃腸炎

11

54

3

7

20

23

1

60

179

水痘

1

2

4

 

3

25

1

11

47

手足口病

1

10

1

 

8

7

1

23

51

伝染性紅斑

3

11

2

 

 

 

 

16

32

 

突発性発疹

2

7

2

1

2

6

7

29

56

百日咳

 

3

 

 

 

 

 

 

3

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

48

62

38

47

64

67

47

130

503

麻疹

 

 

 

 

 

4

 

 

4

 

流行性耳下腺炎

 

1

2

 

 

1

 

9

13

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

 

 

 

 

 

 

2

6

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 7.31 〜 8.4 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

1

 

 

2

 

1