宮城県感染症発生動向調査情報(第 23 週)

宮城県【 平成12 年 6 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.6.5 〜 6.11 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

17

1

 

1

2

21

 

-全数報告疾病-
1,2,3類及び4類感染症(全数報告)の報告はない
-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[水痘]
県内全体で患者発生は横ばい傾向。特に石巻管内では数週間連続して多発しており今後の動向に注意。
[感染性胃腸炎]
若林区、塩釜(岩沼支所)管内で定点あたり報告数が、各15.25及び14.33と依然としてやや多発傾向。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
塩釜(岩沼支所)及び登米管内で定点当たり報告数が、各7.66及び6.33とやや増加。県内全体でも増加傾向。今後の動向に注意。
[ヘルパンギーナ]
石巻、気仙沼及び塩釜(岩沼支所を除く)管内でやや多発傾向。今後の推移に注意。
[手足口病]
大崎及び塩釜(岩沼支所を除く)で散発。今後の動向に注意。
[麻疹]
登米管内で散発。今後の推移に注意。
《国立感染症研究所のホームページ》
-5月22日〜5月28日の第21週報-
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数が例年同時期よりかなり多く、過去10年間で最大の流行曲線を描いている。感染性胃腸炎も例年同時期にくらべ定点当たり報告数が多くなっているが、報告数は減少傾向。咽頭結膜熱患者は急増しており、例年より早いペースで定点当たり報告数が増加している。水痘は例年の同時期にくらべ定点当たり報告数がやや多くなっている。手足口病は熊本県でさらに流行が拡大しており、定点当たり報告数が13.6と多くなっている。夏季の流行疾患であるヘルパンギーナの流行曲線は、ほぼ例年どおりの立ち上がりを見せている。

咽頭結膜熱

 

 

7

 

 

 

 

1

8

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

37

 

3

19

7

 

61

130

感染性胃腸炎

32

95

13

30

29

53

5

239

496

水痘

22

25

2

1

11

58

1

62

182

手足口病

 

4

10

 

 

 

 

 

14

 

伝染性紅斑

 

2

3

 

 

2

 

26

33

 

突発性発疹

9

7

8

7

4

11

5

20

71

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

8

 

 

4

13

7

35

67

麻疹

 

 

 

1

6

 

 

 

7

 

流行性耳下腺炎

 

3

2

 

1

 

 

8

14

 

急性出血性結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

3

3

 

 

 

3

 

6

15

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

7

 

 

 

 

 

 

3

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 6.5 〜 6.9 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

2