宮城県感染症発生動向調査情報(第 20 週)

宮城県【 平成12 年 5 月 25 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.5.15 〜 5.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

14

1

 

 

6

21

 

-全数報告疾病-
1,2,3類感染症の報告はない。4類感染症は急性ウイルス性肝炎が仙台市で2件(B型)及び破傷風1件報告されている。また、仙南管内及び仙台市でツツガムシ病が各1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-

[水痘]
石巻管内の定点当たり報告数が各8.8と多発。登米管内でも5.0とやや多発し、県内全体で増加傾向。今後、注意を要する。

[感染性胃腸炎]
石巻管内11.0以上とやや多発。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
塩釜(岩沼支所)管内で先週に引き続き定点当たり報告数5.6とやや多発。今後の動向に注意。

[病原体情報]
仙南管内のツツガムシ病患者の血清診断は保健環境センターで実施。

<<国立感染症研究所ホームページ>>
-5月1日〜5月7日の第17、18週報-
第18週は平日が2日のみで、咽頭結膜熱、水痘、急性出血
性結膜炎以外では報告数が前週よりも極端に少なくなったものもあり、これらの疾患の時系列での評価は難しい。水痘は石川県で定点当たり4.3、手足口病は熊本県で定点当たり4.5、流行性角結膜炎は高知県で定点当たり3.7、茨城県で3.4など報告数が多くなっている。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

27

5

3

9

3

 

71

118

感染性胃腸炎

20

76

16

29

21

71

7

169

409

水痘

12

22

10

1

15

53

11

59

183

手足口病

 

3

 

 

 

 

1

 

4

 

伝染性紅斑

2

4

9

 

 

5

 

33

53

 

突発性発疹

5

7

8

1

4

8

7

28

68

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

3

 

 

 

3

1

9

16

 

麻疹

 

3

 

1

 

 

 

1

5

 

流行性耳下腺炎

 

3

 

 

1

 

1

4

9

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

 

2

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

4

 

4

8

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

 

 

 

 

 

 

1

4

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

1

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 5.15 〜 5.19 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

 

 

 

2

1

今回のFluはFluCのようです。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)