宮城県感染症発生動向調査情報(第 17 週)

宮城県【 平成12 年 5 月 10 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.4.24 〜 4.30 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

9

1

 

 

2

12

-全数報告疾病-
1,3,4類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-

[感染性胃腸炎]
若林区及び栗原管内で各14.0及び12.3とやや多発しているが、県内全体で減少傾向。

[水痘]
登米管内で定点当たり5.0とやや多発しているが、県内全体で横ばい傾向。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
若林区で定点当たり6.0、塩釜(岩沼支所)管内で2週間連続して定点当たり5.0以上とやや多発。県内全体でもやや増加傾向。今後の推移に注意。

<<国立感染症研究所ホームページ>>
-4月10日〜4月16日の第15週報-
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎の定点当たりの報告数が例年の同時期よりかなり多く、過去10年間で最大の流行曲線を描いている。感染性胃腸炎は4週続けて定点当たり報告数が前週より減少した。水痘の定点当たり報告数はほぼ横ばいである。麻疹患者の定点当たり報告数は顕著な増加傾向にあったが、今週は前週と同じ定点当たりの報告数であった。麻疹は既に流行期に入っており、今後も患者数の増加が予想されるので、疾患の動向に注意が必要である。流行性角結膜炎の定点当たり報告数はほぼ横ばいである。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

29

13

1

7

 

1

58

110

感染性胃腸炎

12

65

18

37

26

37

11

165

371

水痘

11

9

6

 

15

35

4

52

132

手足口病

 

 

1

 

 

 

 

2

3

 

伝染性紅斑

3

2

1

2

2

11

 

14

35

突発性発疹

5

3

3

 

1

7

3

17

39

百日咳

 

3

 

 

1

1

 

 

5

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

2

1

1

5

 

麻疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

 

2

 

1

1

 

 

1

5

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 5.1 〜 5.5 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

2

 

 

3

1

 

 

3