宮城県感染症発生動向調査情報(第 10 週)

宮城県【 平成12 年 3 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.3.6 〜 3.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

27

22

27

66

11

1

22

61

237

-全数報告疾病-
1類〜3類感染症の報告はない。
仙台市内で4類感染症のアメーバ赤痢及び急性ウイルス性肝炎(B型:性行為感染)各1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査解析部会-

[感染症胃腸炎]
若林区内、登米・塩釜(岩沼支所を除く)・栗原管内・泉区内では定点当たり20名以上と多発しているが、全体的にやや減少傾向。引き続き注意を要する。

[インフルエンザ]
先週よりもさらに県内全域でかなり減少。しかし、栗原管内で多少発生が認められる。

[水痘]
県内全体、特に石巻管内で散発。今後の推移に注意。


<<STD 発生動向調査情報(月報) 2月>>
 宮城県【平成12年 3月13日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         24  55
性器ヘルペスウイルス感染症       5   8
尖形コンジローム            3   8
淋菌感染症              13   0
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  27  20
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     11   7
薬剤耐性緑膿菌感染症          0   0

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

18

2

 

6

15

2

56

102

感染性胃腸炎

29

164

38

61

71

112

12

427

914

水痘

4

19

10

4

2

24

8

44

115

手足口病

1

 

 

 

1

 

 

 

2

 

伝染性紅斑

 

2

 

1

 

5

 

7

15

 

突発性発疹

5

7

5

1

3

6

5

16

48

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

麻疹

 

 

 

3

 

1

 

 

4

 

流行性耳下腺炎

3

5

 

3

 

1

1

1

14

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

マイコプラズマ肺炎

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 3.6 〜 3.10 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

11

 

1

 

 

2

 

 

1

1

高熱持続の子どもから、アデノウイルスが検出されています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)