宮城県感染症発生動向調査情報(第 13 週)

宮城県【 平成12 年 4 月 6 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.3.27 〜 4.2 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

7

7

33

 

 

4

6

57

-全数報告疾病-
1類感染症の報告はない。
塩釜管内で2類感染症の細菌性赤痢が1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-

[感染性胃腸炎]
若林区で先週に引き続き定点当たり16名とやや多発しているが、全体では減少。

[水痘]
若林区及び太白区の定点当たり各4名を筆頭に、県内全域で散発。今後の推移に注意。

[インフルエンザ]
栗原管内を除いて県内全域で終息しつつある。

《国立感染症研究所ホームページ》
−3月13日〜3月19日−
インフルエンザは定点当たり報告数は前週を更に下回り、今シーズンの流行はほぼ終息したと考えられる。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎の定点当たり報告数が例年同時期より多い。特に感染性胃腸炎は患者報告数が急増しており、過去10年間で最大の流行曲線を描いている。患者の年齢階級別で見ると、1歳児と2歳児で全体の約3割を占め、ピークは1歳にある。麻疹は依然大阪府、千葉県、香川県で流行がみられ、患者報告数が多くなっている。非流行期の咽頭結膜熱と急性出血性結膜炎の定点当たり報告数が例年より多くなっている。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

13

3

5

3

8

1

32

69

感染性胃腸炎

35

75

14

26

24

52

6

212

444

水痘

13

13

12

8

4

31

3

59

143

手足口病

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

伝染性紅斑

3

2

2

 

3

6

1

23

40

 

突発性発疹

6

8

4

3

1

11

3

25

61

百日咳

1

1

 

 

 

 

 

 

2

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

 

 

3

4

 

麻疹

 

 

1

1

 

 

 

 

2

 

流行性耳下腺炎

1

3

 

1

 

 

 

3

8

 

急性出血性結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

2

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

7

 

 

 

 

 

 

3

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

5

 

 

 

 

 

 

 

5

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 3.21 〜 3.24 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

1