宮城県感染症発生動向調査情報(第 9 週)

宮城県【 平成12 年 3 月 9 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.2.28 〜 3.5 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

80

27

50

68

24

23

42

138

452

-全数報告疾病-
1類〜4類の報告はない。

-宮城県感染症発生動向調査解析部会-
[感染症胃腸炎]
登米・石巻管内で定点あたり30名以上と高く、依然として県内全域で発生。引き続き注意を要する。

[インフルエンザ]
先週に引き続き県内全域でかなり減少。

[水痘]
石巻・大崎管内で増加しており、これらの地区を筆頭に、県内全体で散発。今後の推移に注意。

[麻疹]
先週に引き続き、栗原・塩釜(岩沼支所を除く)管内で散発。なお、他の県でも増加傾向があり、今後の動向に注意。

≪国立感染症研究所ホームページ≫
−2月14日〜2月20日の第7週報−
インフルエンザは定点当たり報告数が急激に減少している。今シーズンの流行曲線はピークが昨シーズンをやや上回ったが、流行期の幅は昨シーズンより短くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染症胃腸炎、水痘の定点当たり報告数が例年の同時期より多い。水痘は九州地方と沖縄県、石川県で定点当たり報告数が多くなっている。麻疹は大阪府下で急増しており、隣県の兵庫でも増加傾向にある。また、千葉県でも麻疹は今年始めから例年より多くの患者報告があり、千葉県では週報で注意を呼びかけている。そのほか香川県、茨城県、福島県でまとまった数の報告がある。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

18

4

3

3

19

1

33

84

感染性胃腸炎

93

172

31

71

124

183

14

446

1134

水痘

7

14

19

1

4

32

6

47

130

手足口病

 

 

 

 

3

 

 

 

3

 

伝染性紅斑

 

2

2

 

1

1

 

9

15

 

突発性発疹

5

9

1

 

3

9

5

30

62

百日咳

 

 

 

 

1

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻疹

1

1

 

3

 

 

 

 

5

 

流行性耳下腺炎

 

6

 

1

 

 

 

2

9

 

急性出血性結膜炎

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

3

 

1

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

マイコプラズマ肺炎

2

 

 

 

 

 

 

2

4

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 2.28 〜 3.3 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

27

 

1

 

 

2

 

 

 

1

3月に入っても A香港型がまだまだ検出されています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)