宮城県感染症発生動向調査情報(第 8 週)

宮城県【 平成12 年 3 月 2 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.2.21 〜 2.27 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

114

65

97

82

81

27

58

250

774

-全数報告疾病-
1類〜4類の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が仙台市内で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査解析部会-
[感染症胃腸炎]
県内全体でやや減少傾向がみられるが、登米管内の定点当たり42名を筆頭に石巻・塩釜(岩沼支所)管内の順に多発。依然として注意を要する。
[インフルエンザ]
県内全域で定点当たり20名以下に減少している。
[水痘]
県内各地で散発。今後の推移に注意。

≪国立感染症研究所ホームページ≫
−2月7日〜2月13日の第6週報−
インフルエンザは前週に比して報告数が減少している。定点当たりの報告数が50を越えた都道府県はわずかに一県のみであった。例年の傾向からすると今年の流行もすでにピークに達し、今後患者報告数が減少するものと考えられる。水痘は依然九州地方で定点当たり報告数が多く、そのほか沖縄県、福井県、静岡県、香川県でも定点当たり報告数が多くなっている。麻疹は大阪府で昨年末より流行がみられ、今週も堺市などから報告が多くなっている。非流行期の咽頭結膜熱の定点当たり報告数も例年より多くなっている。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

19

1

3

2

7

1

47

80

感染性胃腸炎

69

166

24

52

127

172

14

435

1059

水痘

5

17

6

6

 

19

9

52

114

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

伝染性紅斑

1

1

2

 

3

1

 

7

15

 

突発性発疹

10

3

7

2

3

9

6

18

58

百日咳

 

1

 

 

 

2

 

 

3

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

1

 

3

5

 

麻疹

 

 

 

 

1

 

1

2

4

 

流行性耳下腺炎

2

3

 

1

 

 

 

2

8

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

7

 

2

10

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

 

 

 

 

 

 

 

4

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

7

 

 

 

 

 

 

 

7

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

2

 

 

 

2

 

[ウイルス分離状況] 2.21 〜 2.25 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

21

 

 

 

 

 

 

 

1

2

インフルエンザは下火になってきましたが、まだA香港型が検出されています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)