宮城県感染症発生動向調査情報(第 46 週)

宮城県【 平成12 年 11 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.11.13 〜 11.19 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

−全数報告疾病−
1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症のアメーバ赤痢、後天性免疫不全症候群及びレジオネラ症(血清型1型)が仙台市で各1件報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[感染性胃腸炎]
石巻管内の定点当たり患者報告数17.17を筆頭に仙南・塩釜及び仙台市で多発傾向。
[手足口病]
登米管内の定点当たり報告数11.67を筆頭に、気仙沼・栗原管内で多発。県内全体では今シーズンの患者発生の最大ピークの第41週を超えて多発。
[水痘]
登米管内で定点当たり報告数14.00と多発。県内全体で多発傾向。
[麻疹]
石巻管内で患者が散発。
[インフルエンザ]
仙台市でインフルエンザ様疾患の届出が徐々に増加。(4件報告)

≪国立感染症研究所ホームページ≫
 −10月30日〜11月05日の第44週報−
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナの定点当たり報告数が例年に比べかなり多い。また水痘、麻疹、急性出血性結膜炎などの定点当たり報告数も例年より多くなっている。水痘は山形県で定点当たり4.6の報告がある。麻疹は奈良県と高知県で報告数が多くなっている。鳥取県では無菌性髄膜炎の報告が今週も多くなっており、一部の患者の検体からエコーウイルス9型が分離されている。インフルエンザの報告数は全国的にまだ少ないが、穏やかな増加傾向を示している。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

18

4

14

8

9

3

48

105

感染性胃腸炎

85

121

13

17

25

103

3

270

637

水痘

2

16

3

7

42

14

8

40

132

手足口病

10

14

21

15

35

11

22

38

166

伝染性紅斑

2

5

 

 

 

3

 

18

28

 

突発性発疹

7

10

7

1

5

8

6

33

77

百日咳

2

 

1

 

 

 

 

 

3

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

4

1

 

 

 

 

 

5

 

麻疹

 

 

1

 

 

10

 

1

12

 

流行性耳下腺炎

 

 

 

 

 

 

 

7

7

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

1

 

6

8

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

5

1

1

2

7

1

13

35

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 11.13 〜 11.10 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

2

 

 

1

4

 

 

2