宮城県感染症発生動向調査情報(第 42 週)

宮城県【 平成12 年 10 月 26 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.10.16 〜 10.22 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類、2類及び全数報告4類感染症の報告はない。3類の腸管出血性大腸菌感染症が仙台市で1件報告されている。
−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
栗原管内の定点当たり患者報告数7.67を筆頭に、県内全体で先週に引き続きやや高いレベルで推移。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
栗原及び塩釜(岩沼支所)管内で定点当たり報告数5.67とやや多発。
[水痘]
登米管内で数週間やや多発傾向。仙北を中心に散発。
[マイコプラズマ肺炎]
仙南管内の基幹病院定点で定点当たり患者報告数9.0とやや多発。仙台市内及び塩釜(岩沼支所を除く)管内等、小児科定点でも散発。
≪国立感染症研究所ホームページ≫
−10月2日〜10月8日の第40週報−
◎腸管出血性大腸菌感染症流行状況
2000年第40週(10月2日〜10月8日)の腸管出血性大腸菌感染症(無症状も含む)の報告総数は68であった。2000年第1週からの累積患者報告数は2903となり、大阪府、東京都、神奈川県、愛知県、福岡県、兵庫県など大都市を含む都道府県で累席報告数が多い。
◎病原体情報
 ●本年の人から分離されたVero毒素産生性大腸菌O157が536件、O26が147件である。第36週以降、O157は、岐阜県7、山梨県4、尼崎市4、長崎市2の報告であり、O26の報告数は0である。
 ●本年の手足口病患者から分離されたウイルスは、エンテロウイルス71型(EV71)の分離が198件報告され、熊本県(35)、愛媛県(33)、神奈川県(25)、愛知県(14)からの報告が多く、第36週以降では岩手県から6件の報告がある。コクサッキ-ウイルスA16型(CA16)は85件の報告、CA10は19件の報告である。

咽頭結膜熱

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

27

 

17

 

3

 

25

72

感染性胃腸炎

13

36

12

7

9

18

3

77

175

水痘

3

9

3

 

12

5

2

11

45

手足口病

13

25

9

23

4

30

11

30

145

伝染性紅斑

 

9

 

 

 

1

 

4

14

 

突発性発疹

7

12

13

1

3

4

6

39

85

百日咳

 

 

 

 

1

 

 

1

2

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

10

 

 

 

 

2

5

17

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

3

 

 

 

 

 

12

16

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

2

 

 

1

 

2

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

2

 

1

 

1

 

7

20

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 10.16 〜 10.20 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

2

5

 

2

1

[