宮城県感染症発生動向調査情報(第 48 週)

― 1999.11.29 〜 12.5 患者発生数(定点) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

1

36

1

17

81

7

2

31

176

【全体】感染性胃腸炎が仙台市(特に宮城野区)及びその周辺(塩釜・岩沼地区)を中心に県内全体で増加中。
【疾病別】
○インフルエンザ(先週に引き続き、登米保健所管内及び仙台市で増加中。特に6〜9才群の患者が増加し、小学校での感染の広がりが認められる。)
○水痘(県全体で流行の兆しが認められる。)
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(仙台市泉区・若林区及び塩釜地区で多発。)
【病原体情報】
インフルエンザ疾患のため授業短縮が行われた登米保健所管内の小学校の児童7名からA/ソ連型が検出された。又、同保健所及び仙台市青葉区内の検査定点で採取されたインフルエンザ患者3名からA/ソ連型が検出された。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

19

2

5

4

3

4

58

95

感染性胃腸炎

12

160

10

24

22

54

11

266

559

水痘

26

31

25

5

12

8

4

73

184

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

5

6

 

伝染性紅斑

 

3

 

 

 

4

2

6

15

 

突発性発疹

2

7

4

 

1

6

2

34

56

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

1

2

 

ヘルパンギーナ

 

6

3

 

 

2

 

11

22

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

6

 

1

 

2

 

5

15

 

急性出血性結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

3

 

 

 

 

 

 

 

3

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 11.29 〜 12.3 国立仙台病院ウイルスセンター提供(永井小児科医院,庄司内科小児科医院,国立仙台病院小児科)

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

 

 

 

 

6

1

 

1

 

県内で検出されているインフルエンザウイルスは、全てAソ連型です。